就活や採用面接に威力を発揮する非認知能力スキルとは?
2020/02/11
国家公務員採用面接で実際に聞かれた質問について、今年就活した大学4年の長男から聞いた話と非認知能力との関連を考えてみました。
はじめまして!管理人のぐりんです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、こちらの『はじめての方へ』をお読み下さい。
Contents
公務員試験について
長男が受験した4か所の職種は、地方国立標準大学に通っていた長男にとって、いずれも難易度が高く、最終倍率10倍以上の国家公務員試験です。
国家公務員試験の内容は希望する職種によっても違いが多少ありますが、ほとんどの場合は一次試験で筆記や論文の試験、二次で面接や適性試験が行われます。
一次試験の内容は範囲がとても広く、対策を講じて勉強する必要があるので、2年生の冬から試験対策のための公務員学校夜間コースに入学し、大学とダブルスクールで勉強するようになりました。
こういった公務員学校では、過去の膨大なデータから傾向と対策を講じて指導してもらえるので、長男は先生の指導通り一生懸命勉強し、一次の筆記試験(学力)は、受験したところ全て合格できました。
公務員試験の採用面接について
二次の採用面接では、一次合格者の約半分の確率しか採用されませんので、さらに対策が必要となります。長男は公務員学校で、面接のシュミレーションを何度も練習したといいます。
公務員試験の面接で問われる内容は、民間企業とほとんど変わらないそうです。長男が実際に受験した4か所共通の面接官からの質問は、『志望動機』と『アルバイトの経験』だったそうです。
であるなら、アルバイト経験つまり、就職のシュミレーション経験をしていない場合は、採用の合否に影響があるかもしれません。
面接官が共通して、『アルバイトをしてみてどうだったか?』『働くということから何が学べたか?』『仕事をして収入を得るということで、忍耐力や協調性、社会性は養われたか?』という点を知りたいということですよね。
また希望の職種が自分の大学で学んだ勉学とかけ離れている場合は、面接官から『なぜこの職種を選んだのか』という質問もあるそうです。そこのところは、ある程度よどみなく答えたいところです。
こういった質問事項には、面接官の視点になって、常に自問自答してみたらいいかもしれません。
また、長男によると、
『ストレス耐性が備わっているか?』
『転勤は大丈夫か?』
『自発的な活動ができるか?』
など、前回の記事にもあるように非認知能力スキルに関連することにも質問が及びました。
■目標を達成させるための「忍耐力」「自己抑制」「目標への情熱」
■他者と協力していく「社会性」「敬意」「思いやり」
■感情的な行動を抑制する「自尊心」「楽観性」「自信」
これらのスキルは、社会人として必要とされますが、勉強だけでは決して得られない能力です。詳しくは、『非認知能力を鍛えること』を目指していた我が家の子育て!をご覧ください。
おかげさまで、2次試験も全て合格し、来年の4月から某省庁で勤務することになった長男ですが、小さい頃から社会で活躍できる人材となることを意識して育ててきたおかげです。特に、小さい頃から色んな運動をさせてきたことで、培われてきた能力だと思っています。
ちなみに、長男は一度も塾に通ったことはありません。大学受験の時も、高校3年生の6月まで厳しいことで有名な剣道部で、レギュラーとして活躍し、大学受験の際に内定書で評価されるレベルの大会まで出場していました。
部活動と国立大学の受験勉強との両立は、かなり厳しいものがありましたが、部活動を引退以降、図書館や高校の自習室で勉強を続け、現役で国立大学に合格しました。
目標を掲げ、それにむけて自分の弱さと闘いながら、ストイックに勉強する姿勢は、非認知能力スキルに他ならないと思います。現在、育児まっただ中の親御さんの参考になりましたら幸いです。